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潮が満ちるたび、郵便局には行方不明者宛ての手紙が届く。
月の裏側の当直員は、存在しない波の音を聞き始める。
街が眠らないとき、見知らぬ人々の物語がここで束の間交わる。
夢の中だけで営業する旅店、失われた時間を受け入れる。